Eggs_to_be-thinking0

僕たちはかつて、卵だった。

枯れかけ、薄汚れたパンジーが咲く小さな庭で踊る森の音。

僕たちはかつて、殻を破り、この大いなる大地へ誕生したのにもかかわらず、

いつの間にか忘れ。くぐもった声で記号を唱えつづけ、こころは仕舞いこんで。

今もう一度思い出すために。この思考の卵を割らなければならない。

美しい瞳がほら、やぶれた殻から、必死に。

はみ出そうとしている。